「FINAL FANTASY XIV」のオフラインイベント“エオルゼア
日期:2010/11/20 転載:http://www.rmt-roan.jp アクセス回数:1828
“エオルゼア”とは,FFXIVで冒険が繰り広げられる舞台のこと。つまり本イベントは,今月30日から正式サービスが始まるFFXIVの,前夜祭に近い内容だ。会場には事前申込者の中から選ばれた350名のβテスターが招かれ,同作の関係者達と共に楽しいひとときを過ごしていた。
ちなみに当日は,本イベントに先がけ,FFXIVのプレス向け発表会が行われている。タレントの生田斗真さんを起用したテレビCMなどが披露された発表会については,「こちら」のレポート記事でご確認を。
FFXIVの開発スタッフを交えてのトークセッション
イベントの開演時刻になるとステージが暗転。そして,FFXIVのメインテーマである“Answers”のアレンジバージョンが弦楽四重奏で演奏され,荘厳な雰囲気が漂うなかイベントがスタートした。
このなかで植松氏は,FFXIVの楽曲制作にまつわるエピソードもいくつか紹介した。
植松氏がFFシリーズで全楽曲を担当したのは,1999年に発売された“9”以来で,実に10年ぶりとなる。そのこともあり,最初は苦労したものの,「あれから10年も経っているんだし,今の自分を自由に表現しよう」と考え,そこから,約80ものさまざまな楽曲を一気に書き上げていったそうだ。
MMORPGで長く遊ぶタイトルであるため,1コーラスを長めにすることを心がけたという。楽曲が多いこともありサウンドトラックCDの製作時には苦労しそうだが,FFXIV単体でのコンサートもいつか行いたいと意気込みを語っていた。
その中村氏が,プレイヤーならではの鋭いツッコミを入れ,会場を沸かせていたのが印象的だった。
トークセッションに登場した開発スタッフは,田中プロデューサーをはじめ,ディレクターの河本信昭氏,バトルディレクターの岡田厚志氏,シナリオ担当の佐藤 弥詠子氏,コンセプトデザイン担当の岩尾賢一氏,レベルプランナーの木越祐介氏。
このトークセッションの大まかな内容は,FFXIV公式サイト内のライブレポートで公開されているので,まずはそちらに目をとおしてほしい。本稿では,その中で触れられていない部分を箇条書きで補足していく。
?テスターからのリクエストで最も多いのは,「ハードウェア?マウスカーソルの実装」「アーマリーシステムのユーザーインタフェース改善」の二つ。ハードウェア?マウスカーソルは正式サービス時に実装される予定で,後者については,クラスの変更時に,登録したアクションコマンドが保持されるように変更予定
?現在行われているオープンβテストは,9月20日9:00に終了
?プレオープンは22日の10:00にスタート
?正式サービス開始時のレベルキャップは50(オープンβテストでは30)
?FFXIVの月額料金は1344円(税込)。3か月以上契約した人を対象とする割引プランの導入を検討中
?FFXIVの世界の名前は「ハイデリン」で,その中の一文明圏として「エオルゼア」が存在している。エオルゼアを構成する具体的な地域として,小大陸「アルデナード」のほか,その隣に「バイグランド」と呼ばれる島があることが明らかに
?現実世界の都市をイメージし,都市国家のコンセプトを決定した。例えば,「リムサ=ロミンサ」はアテネやベネチア,「ウルダハ」はイスタンブール,「グリダニア」は奈良などといった具合
?アルデナード大陸の中央北部に位置する都市国家の名前は“イシュガルド”
?正式サービス開始時に実装されるクエストは,大半がソロプレイ向けの難度で,一部はパーティでも楽しめるバランスに。以前,海外サイトで誤訳されたことがあり,誤解しないでほしいと強調していた
?現在開発中の新システムが動画で紹介された